てきぱき物語

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- マコト(22)
- 「夢は社長!」の新人2年目社員。気立てはいいがおっちょこちょい。いつもドジを踏んでは先輩にたしなめられている。

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- ナオコ(26)
- 総務部管理課のしっかりもの(ちゃっかりもの?)。何でも背負い込む姉御肌でいつも仕事で手一杯。有望な新人のマコトに期待するのだが。
もくじ
第6話『マコト仕事の面白さを知るの巻』
- 後輩
- どうでしたか!?
ナオコが自席に座ろうとすると同時にマコトが聞いた。
今日のリーダー会で、マコトが提案したASPサービスが実際に採用されるか決定するはずになっており、その会議に参加していた先輩がようやく自席に戻ってきたところだった。
- 先輩
- まあまあね。
- 後輩
- どういう意味ですか?先輩、はっきり言ってもらわないとわかりませんよ!
- 先輩
- そんなむきにならない。
たしなめられるマコト。
- 後輩
- すみません。でも、やっぱ気になるし。
- 先輩
- 会社としてもセキュリティに関しては早急な対策が必要だと思っているから、
マコッちゃんの提案した中では、まずソフトウェアのライセンス管理のサービス、
それと、今後臨時で採用する派遣さん用にウイルス対策ソフトだけ導入の方向になりました。
ライセンス数の増減がフレキシブルにできるところと、 月額制でいつでもやめられるところにメリットがあるっていうキョウコさんの発言が響いてね。
マコッちゃんの熱意が伝わったのよ。 よくやったわね。本当にありがとう。
- 後輩
- そんな・・・。
でもそうなんですか。うれしいです!
はじめて先輩にほめられた。
マコトは、自分の提案が採用されたことにこの上ない喜びを感じていた。
ある種の達成感。入社してはじめて本当の仕事をしたと思った。
- 先輩
- 他のラインナップも追々検討するとは思うけど、とにかく今は内部統制の整備が最優先だから。
これからは、実際に導入する準備をしないとね。
忙しくなるわよ。
- 後輩
- はい!
元気よく答えるマコトだった。
- 先輩
- 元気がいいのは良いことだけど、本当に大変なのはこれからだからね。
ちゃんと導入できるまでマコッちゃんが責任持つのよ。
そのあたり本当に理解してる?
- 後輩
- わかってますよ。任せてください。
- 先輩
- これからはマコッちゃんになんでもやってもらうことになるんだから。
- 後輩
- 先輩、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ。
導入のことは僕が責任持ってやりますから。
- 先輩
- ・・・そうね。大丈夫よね。
そう言いながら力なく笑う先輩。
- 後輩
- ?
今回のプレゼンの件は何とかマコトひとりでやり遂げたが、
それもこれも彼女への意地があればこそ。
しかも、最終的な社内ネゴにおいて、
彼女が陰日なたになりバックアップしてくれたことには違いない。
何だかんだ言っても、先輩は自分を成長させてくれる人なのだ。
その先輩にいつもの調子のよさがないことに一瞬違和感を感じたマコトだったが、
はじめて仕事が面白く思えた高揚感で、そのことはすぐに忘れてしまった。
セキュリティ編 完 See you next time!


