てきぱき物語

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- マコト(22)
- 「夢は社長!」の新人2年目社員。気立てはいいがおっちょこちょい。いつもドジを踏んでは先輩にたしなめられている。

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- ナオコ(26)
- 総務部管理課のしっかりもの(ちゃっかりもの?)。何でも背負い込む姉御肌でいつも仕事で手一杯。有望な新人のマコトに期待するのだが。
もくじ
第4話『マコトあせるの巻』
- 先輩
- ・・・「ほしいときにほしいだけ」か。なるほど、上手いコピーね。 月額で導入できる仕組みがあるから、人が増減するプロジェクトには最適ってわけね。
会議室でマコトが紹介したサービスは、ソフトバンクBBが提供している「TEKI-PAKI」という月額ASPサービスのラインナップであった。 マコトはまず、サービス自体のメリットと各サービスの概要をナオコに説明し終わったところだ。 ナオコは、「ほしいときにほしいだけ」というコピーが、必要なときにだけASPサービスを利用し、 ライセンスの追加も月次で可能、さらには必要なくなったときには解約できるサービスのムダのない仕組みを 的確に表現している点に感心し、納得したのである。
- 後輩
- そうなんですよ。導入も時間がかからずにできるようですし。 とにかくライセンスを管理するASPだけでも導入できれば、管理は格段に楽になりそうです。
- 先輩
- それもそうだけど、拠点とWeb会議ができるサービスもあるのね。 これなら関西支社と手軽にミーティングができるし、出張費が浮いて経費削減にもなりそう。 トライアルがあるから早速やってみようかしら?
ナオコは、自分が興味あるサービスだけを真っ先に情報サイトで確認している。
- 後輩
- それにサーバも必要ありませんからオザキさんたちにも負担はありませんしね。 これで課題をクリアできると思うんですが、先輩どう思いますか?
- 先輩
- そうね。私たち的には、今のところは問題なさそうね。
- 後輩
- 今のところって、他に何か・・・これ以上はないと思うんですけどねえ。
自信満々でプレゼンしたマコトだったが、先輩の思わせぶりな言葉に思わず反発しそうになる。
- 先輩
- 実際にこのサービスを導入するとしたら、これからどうすればいいと思う?
- 後輩
- そうか、財務に認めてもらわないと。
- 先輩
- そのとおりよ。 財務のキョウコ姉さんにもう一度、コストも含めてプレゼンしてね。よろしく!
- 後輩
- よろしくって、マジですか?もちろん助けてくれるんでしょうねえ。
(すがるようにうったえるマコト)
- 先輩
- この案件が片付いたら、まさにトラブルシューターマコトね。ぶくろのマコトになれる!
(マコトは、意味わかんないよ、と心の中でつぶやきながら)
- 後輩
- 僕は、どちらかというとGボーイズのキングになりたいんですけどね。
と、嫌味をいったのだが、ナオコは笑いながら
- 先輩
- 期待してるから。
と言って会議室を出て行った。 どこの企業もそうだと思うが、財務を説得させるのはそれほど簡単なことではない。 意外と古い体質のこの企業では、稟議提出前にプレゼンをし、そこで説得できなかったらすべてがムダになる。 確かに、マコトが調べたASPサービスがこの企業の抱えている課題をクリアするだけのものであるにはちがいないが、 それよりも古株である財務のキョウコの前でプレゼンをすることに、とてつもないプレッシャーを感じでいた。 入社したとき、社会人としての自覚が欠けていたマコトの髪型から服装、言葉づかいにいたるまで、延々とお説教 された苦い思い出がある。冷静に考えればありがたいお言葉だったのだが、その時からキョウコに対して苦手意識が 芽生え緊張するのだった。


