てきぱき物語

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- マコト(24)
- 同僚や後輩に頼られ、ようやく社会人としての自覚と自信が備わってきた。しかし、ただのリーマンになりたくないと思っており、「起業」精神はまだ不滅である。
もくじ
episode 4 『2009年春間近 新年度からは・・・・』
ここ最近、業務用携帯電話の導入を皮切りに、グループウェア、Web会議システムとたて続けに導入したことで、インフラという面ではわが社もやっと他社に肩を並べられるようになったかな、と僕は思っている。
導入したシステムはほとんどの場合直感的に操作できるようになっており、社員もすぐに使い方に慣れて、今ではそれぞれが自分の仕事内容に合わせてうまく利用してくれている。導入後のアンケートでも、グループウェアのように社員全員が利用するシステムは本当に便利で、これまで外出なのか社内での会議なのかさえ不明だった個々のスケジュールが共有できることに対して利便性を感じている社員が多かった。まあ、その分基本的にはどこにいてもつかまってしまうのだから、これまでののんびりムードは通用しなくなる。しかし、社内がそこはかとなく活気づいているような気がするのは僕だけだろうか?ある程度のシステムを導入することで情報の流れがスムーズになり、ビジネスにつきもののトラブルに迅速に対応できたり、ビジネスの機会損失の予防にも役立っている。これが業績に反映されれば言うことない。不況の真っ只中にあってこういった企業努力がどれだけ報われるかわからないが、僕はそんな淡い期待をした。
「マコっちゃんがインフラ担当してから会社の雰囲気も変わったね。活気づいてきたというか、統制がとれてきたというか、とにかく良い方向になってきた感じだよね。」

今や上司のオザキさんからもそんなことを言われ、みんながそんな風に思ってくれていたんだと、と僕は僕の役割に満足した。
だから、僕も次のステップを考えなけれればならない時期に来たのかもしれない。そう思っていたら、すかさずオザキさんが次のようなことを言った。
「それで、新年度から新入社員を入れようと思うんだけど、どう、マコっちゃんの下で勉強させてもらえないかな?」
「え、僕の下ですか?」
「そう。今までのマコちゃんのノウハウをその新人に教えてあげるわけ。」
「ノウハウっていっても・・・・。」
「あんまり力まなくてもいいからさ、これまでよくやってきたじゃない、そのガッツっていうか、やる気みたいなことが伝わればいいんだよ。」
と、いうことで新年度から僕の下に新入社員が入ることになりそうだ。
それにしてもあっという間に2年が過ぎ、来期からは3年目に入る。同じ部署で後輩を持つのは、これが初めてなので僕としてもわくわくしないわけにはいかない。僕のテンションはいっきに上がった。


