てきぱき物語

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- マコト(22)
- 「夢は社長!」の新人2年目社員。気立てはいいがおっちょこちょい。いつもドジを踏んでは先輩にたしなめられている。

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- ナオコ(26)
- 総務部管理課のしっかりもの(ちゃっかりもの?)。何でも背負い込む姉御肌でいつも仕事で手一杯。有望な新人のマコトに期待するのだが。
もくじ
第2話『先輩の事情の巻』
先輩が出社しない日が数日続いた。理由は家庭の事情ということだった。
数日後ようやく出社した先輩に、マコトは噂が本当なのかを率直に聞いた。
- 先輩
- しばらく休んでしまって迷惑かけたわね。
- 後輩
- 大丈夫ですよ。
それより本当なんですか?辞めるって。
- 先輩
- もう噂になっているの?
- 後輩
- オザキさんから聞いたんですよ。
同じ課にいる僕より先に、オザキさんがそんな噂してるなんておかしくないですか?
- 先輩
- ニュースソースはどこなんだろ?
- 後輩
- そんなことより、本当なんですか?辞めないといけない理由があるんですか?
・・・僕なんかに言えない事情ならしかたないですけど。
- 先輩
- そうじゃないけど、まだ、決まったわけじゃないから。
ただね、家族に病人が出て、しばらく介護しないといけなくなったのよ。週2回は介護ヘルパーさんをお願いしたから、ずっと家にいないといけないってわけではないんだけど、いつ何があるかわからないから、どうしようか迷っているのね。このままだと退職するしか方法がなさそうなの。
いろいろ人事に相談はしているんだけど・・・。
- 後輩
- 休職ってわけにはいかないんですか?
- 先輩
- 一応その制度はあるんだけど、前例がないのよね。
今まで何かあると、みんな結局辞めてったりして。
- 後輩
- 先輩の教育プログラムは本当に評判がいいんですよね。先輩しかいないですよ、この仕事できるの。
先輩は、仕事を続けたいんですよね?
- 先輩
- 正直言うと、それどころじゃない時期もあったけど、今は任せてもらっている仕事にやりがいを感じているからできれば辞めたくない。 でも第一線から退くとなると、どうしても今の仕事は誰かに引き継がざるを得ないかもしれないわ。
- 後輩
- なんとかならないんですか?
第一もったいないですよ、今辞めるの。
- 先輩
- ・・・なんとかしてよ、マコっちゃん。
いつも先輩は、面倒くさいことがあると、後は任せると言ってマコトに仕事を振るのが常だ。しかし今回は先輩の力になりたいとマコトは心から思った。社会は変化しているのだから、会社も変化するべきだ。何かあると辞めなければならない現状はおかしいとマコトは思った。
第3話へつづく


