TEKI-PAKI コラム

コクヨS&T株式会社
ドキュメントソリューション事業部
@Tovas事業開発部 部長
山崎 篤

第一回:企業の商行為の標準化に貢献

2009年2月10日 更新

はじめまして

ついに始まる、SaaSでのプロジェクト管理!!

ソフトバンクBBがSaaSサービスTEKI-PAKIで @Tovas(あっととばす)の提供を開始しました。コクヨS&Tの@Tovasは、伝票分野で100年以上の歴史を持つコクヨが提供している「ビジネス文書流通交換プラットフォームサービス」です。

文書を「つくる・おくる・ためる」の「おくる(届ける)」ところに“こだわった” SaaS型インターネットサービスで、じつは今年で5年目に入るサービスです。「おくる」という見えない部分を見える化する、平たく言えば「電子化された文書を送る」「届いたかどうか記録する」そんなサービスになります。「情報トレーサビリティ」、つまり「いつ・誰が・何を・どこに」送って「どうなったのか」を証跡しております。

歴史が物語る 企業の発展を支えた足跡

IT業界、3Kの原因はExcelによるプロジェクト管理??

2005年10月、創業100周年を迎えたコクヨの原点は、創業者の黒田善太郎が和式帳簿の表紙店を大阪に開業したことが始まりです。
「表紙店」とは、当時商店で一般的に使用されていた表紙製造だけを問屋から請け負うという、いわば下請業の仕事です。当時、表紙製造は帳簿全体の印象を左右する重要なパーツであるにも関わらず、わずかな利益しか生みませんでしたが、創業者の「人の役に立つことをしていれば、必ず受け入れられる」という信念をもって事業に打ち込んでいたのです。

しかし、3年目に帳簿本体と表紙の一貫生産の体制を整備したことで、下請業から製造元へと躍進を遂げることとなります。さらに、1913年(大正2年)の企業の課税基準算定方式が大幅帳式から複写簿記に変わったことで、市場経済の活性化を予見して「西洋式汎用伝票」を発売したのです。この発売をきっかけに、伝票や仕切書をはじめ、複写簿や便せんなどにも着手し、製造メーカとしてブランディングを高めていったのです。

創業当初の信念は変わることなく、「お客さまの感性を刺激し、能率を高め、心を和ませるものを提供する」という、現在のブランドメッセージに引き継がれています。

企業の商行為における文書「伝票・帳票」

何故、Excelを使うと、過小見積もりを招く?

「伝票・帳票」は企業税務会計上に義務付けられる、企業商行為の情報記述・伝達(流通・交換)ルールに必要とされる要項を、現場実務から矛盾なく吸い上げ主簿・補助簿として成立させるツールです。この日本特有のツールを、コクヨは創業当初から今日にいたるまで深く関わることにより、時代にマッチした様々な意匠を凝らしたデザインを提案しております。

なかでも、「伝票・帳票」フォーマットに罫線を加えた意匠は、今日における企業商行為の情報記述・伝達(流通・交換)ルールの標準化に大きく貢献しています。また、「伝票・帳票」は『左肩に宛先会社名』『右肩に日付』『自社名及び中央に書式名』などを配置する基本ルールのほかに、取引毎に当てはめられる『各種条件』『備考』『売上・訂正・返品』など、条件によって変化する項目があるのは周知の事実です。この変化を標準化した意匠もコクヨが採用しました。

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