TEKI-PAKI コラム
プロダクト開発部 プロダクト開発部長
SaaS型ビジネスアプリケーション・プラットフォームが生み出す新たな価値
最近のアプリケーション利用環境の進化
総務省の発表によれば、平成11年の事業所インターネット普及率は約31.8%、平成17年の事業所インターネット普及率は約85.7%だそうです。1990年後半からインターネットが利用され始め、今では当然のように利用されるまでに浸透しました。
このインターネットの利用環境ですが、ここ数年で技術に大きな変化がありました。JavaScript/Ajax技術の登場です。インターネットを利用するには、Internet ExplorerやFireFoxといったブラウザを使いますが、従来はリンクによってページ間の記事を移動する紙芝居的な利用でしかありませんでした。最近では、前述のJavaScript/Ajaxの登場によって、ワープロソフトや表計算ソフトのような高い操作性を必要とするアプリケーションまでブラウザ上で利用できるようになりました。
また、技術的な変化だけではなく、情報共有の在り方にも変化が起きています。インターネット普及当初はメールやファイル共有といった単純なものから浸透しました。その後、スケジュール共有機能や掲示板機能といった情報共有機能を備えた単純型のグループウェアが登場し、企業のITサービス利用窓口となるポータル機能を備えたEIP型に進化していきました。ここ数年では、個人が所有するノウハウを積極的に企業内で共有・活用する為にWikiやブログ、SNSなどのWEB2.0モデルと呼ばれるWEBアプリケーションがビジネスにも応用されました。
さらに最近では、マッシュアップと呼ばれる技術が注目されています。従来はベンダが単独でサービスを提供するビジネスモデルが主流だったわけですが、複数の異なるベンダのサービスやコンテンツを組み合わせて新しいサービスを提供するビジネスモデルがマッシュアップによって普及しようとしています。例えば、A社のスケジュール管理システムの行き先情報からB社の地図情報を自動的に表示する連携が考えられます。あるいはC社の経路検索機能から電車の経路を自動表示する連携が考えられます。これらは、従来単独で使用していた社内システムに、インターネットの情報・サービスといったメリットを付加し、ITを活用したワークスタイルに大きな変化をもたらす可能性があるものです。
SaaS型ビジネスアプリケーション・プラットフォームとは何か?
プラットフォームと言っても駅の事ではありません。誤解を恐れずに簡単に言いますと、アプリケーションを提供する『場』を意味します。『場』とは、例えば『TEKI-PAKIにアクセスすればA社のアプリケーションもB社のアプリケーションもメニューとして提供されて必要なものだけ選択して使える』という意味です。
アプリケーション利用環境が進化した結果、今後はデスクトップ用のパッケージソフトではなくSaaS(ASP)に代表されるブラウザ上のアプリケーションが増えていく事が考えられます。また、各ベンダが単独でサービスを提供するのではなく、各ベンダが協調・協力しながら新しいサービスを提供する方向にあります。このような変化の中で、ブラウザで使えるアプリケーションをベンダの区別なく共通的に提供する場が必要となっているのです。
利用者側においても、各ベンダのサービスをバラバラに利用するよりも、『TEKI-PAKIにアクセスすれば必要なアプリケーションが利用できる』というほうが、利便性が高いのは間違いありません。
まずはグループウェアから
2008年4月、TEKI-PAKIからSaaS型ビジネスアプリケーション・プラットフォーム『Bizca TEKI-PAKIエディション』の提供を開始しました。『Bizca』は、ユーザインタフェースにJavaScript/Ajax技術を採用した優れた操作性を提供します。また、パーソナライズ機能や多言語対応などのプラットフォームに相応しい基本機能を備えています。2008年4月の第一弾としては、12種類の基本的なグループウェア機能と、個人が所有するノウハウを積極的に利用する為の「ドキュメント(Wiki)」機能を『Bizca』上で提供します。また、マッシュアップを利用した機能として『幹事マッシュアップ』を提供します。幹事マッシュアップはHotPepper(株式会社リクルート)の飲食店情報から場所やキーワードによる絞込みや、比較検討をBizca内から行う機能です。『Bizca TEKI-PAKIエディション』では、今後も、追加サービスも続々リリースする予定です。
まずは、企業内の情報共有に欠かせないグループウェアの利用から始めながら、プラットフォームの可能性を試してみませんか?



