TEKI-PAKI コラム
Web会議とTV会議の違いを知っていますか?
Web会議はTV会議じゃない
「Web会議」というキーワード自体は、SaaSやユニファイドコミュニケーションといったキーワードとの関連性や、シスコ、Google、IBMといった世界的な大手IT企業によるWeb会議ベンダーの相次ぐ買収により、現在国内でも高い注目が集まっている。 ただし、「Web会議」を日本国内で十分に理解している人は、まだまだ少ない。 世界的にはTV会議とは明確に区別され、それぞれ1,000億円規模の市場となっている。
「Web会議」を理解するには、まずTV会議との違いを知ることが重要である。既に一般的な企業活動にまで広く普及している欧米に比べ、日本国内では、まさに今普及が始まったところである。 この度ソフトバンクBBとWebExが提携したのも、日本国内でWeb会議を多くの業種・規模の企業へ対し広く紹介していくためである。
データの「Web会議」と、臨場感の「TV会議」
まずWeb会議とTV会議では利用目的が異なるため、会議上で共有する対象が異なる。
Web会議の主な利用目的はデータ(資料)を共有し作業を行うことが必須となる実務レベルでの共同作業になるため、主にデータを共有することを中心に設計されている。例えば、遠隔地間の開発拠点と技術研究所間で、三次元のCADデータを共有しながら設計図面の修正を行う作業は、Web会議が適している。
対してTV会議は実際の会議の臨場感を出来る限り遠隔地間で再現することが目的となり、表情(顔)の共有が必須となる役員レベルでの重要な会議などでの利用が主となるため、主にカメラ映像による参加者の表情(顔)の共有を中心に設計されている。例えば、表情をお互いに確認しながら「かけひき」が存在するような会議においては、その各出席者の表情の確認が必須となり、臨場感を伝えることに得意なTV会議が適している。
また、出席形態も大きく異なる。Web会議では、各個人の自席から自分のパソコンをつかって参加する形態をとるが、TV会議では専用端末が設定された各会議室に複数名が集合して参加する形態となる。
資料やソフトウェアの共有により共同作業をネットワーク上で行うといったデータ共有が「Web会議」の得意分野であり、対して臨場感を再現し表情などに代表される感情共有が「TV会議」の得意分野といえる。どちらでも、音声や資料の共有はある程度可能だが、その主となる目的に応じて、得意分野が分かれている。
是非、この違いを理解のうえ、皆様の業務にWeb会議をお役立てください。



