TEKI-PAKI コラム
SaaSを身近なものとして考えてみましょう!
今さら人には聞けない、『SaaS』とは?
ASP/SaaS系のビジネスに携わる業界関係者の一人として、現在注目をされている”SaaS”「サービスとしてのソフトウエア」の考え方は月日を追うごとに、日本においても確かな考えになってきたことを感じます。Webサイトや各種メディアで使われる”SaaS”というキーワードの数に圧倒される感もありますが、実際に弊社が推進しているASP/SaaSサービスP-BERRYもお客様の加入数やこのサービスに対する反応が昨年の今頃と比較するとものすごい伸びを感じることができ、実務面においても確実な手ごたえを感じます。
SaaSの定義自体も、それをサービスとして使う側、提供する側、周辺でそのビジネスの価値を見守る立場の方々それぞれによって捉え方、感じ方が異なるように思います。ここで、SaaSの真面目な定義を解くつもりはありませんが、ここでは従来大企業だけが高価なシステムを所有することによって享受していたITがもたらす恩恵を、大きな初期投資をせずに必要な分だけすぐにサービスとして享受することができる仕組みであると捉えてみましょう。さらにこれによって、大企業だけではなく、大小問わず多くの企業においても同じ機能を享受できるようになるわけですので、ITのあるべき姿の一つであるとも思います。
『SaaS』のメリット
マイクロソフトのExchangeというメール機能を中心に据えたグループウエアは、世界中の数多くの大企業が使う世界標準的な業務アプリケーションですが、まずはこれを例にここで言うSaaSのイメージを考えてみましょう。このExchangeは、堅牢なサーバーシステムを購入して、そのサーバ上で稼働させるExchangeの使用ライセンスをマイクロソフトから受けるといった手順と時間を使い、その機能を使う権利とシステムを所有して初めて使える高機能、そして高価なIT機能です。このExchangeシステムを運用するスタッフも必要になり、自社で所有するには相当の投資と運営費が必要になります。我々が提供するP-BERRYは、このマイクロソフト社のExchangeを高価で堅牢なサーバーシステムを購入したり、自社で運用せずに、ソフトウエアとしてのExchangeの機能はそのままに、どの企業のお客様でもお使いいただけるようにしたサービスです。つまり、Exchangeを買わなくてもいいのです。このサービスによって、今や、マイクロソフトのExchangeは大企業のお客様だけが使える高価なITといったものではなくなります。でも、「Exchangeって何だ?どうやって使うんだい?」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
では、Exchangeを知らない方でもマイクロソフトのOutlookはご存知の方も多いでしょう。OutlookはマイクロソフトのOfficeを購入した方であればどなたでもお使いいただけるメールソフトとして認知されています。でも、Exchangeと連携させることで、メール機能だけではなく、さらにOutlookがもつスケジュール機能やその他の付随機能を強化し、お手元のPCをビジネス仕様にすることができることは意外と知られていないようです。知 っていても、「Exchangeが動くサーバを購入しなければならないので大変・・・」とあきらめておられる方も多いいことでしょう。でもP-BERRYを使うことで、お手元にあるPCのOutlookをExchangeで高機能化でき、大企業のお客様が使っているように、Outlookを手軽に社内メンバーとのコラボレーションツールへと変身させることができます。スケジュールの共有、社内情報の簡易掲示等々社内のコミュニケーションの質をあげることで、生産性を企業規模の大小に関わらずあげることができます。P-BERRYを利用することによって、Webブラウザー、携帯電話、スマートフォンといった各種の社外からのアクセス手段からも手軽にExchangeを使うことができます。お客様のセキュリティポリシーに従ってこれらのアクセス手段を、メンバー毎に利用権限を付与することもできます。
このようにSaaSによって、従来では、手が届かなかったソフトウエアの機能を手に入れることも可能なわけです。最新の技術によってユーザに目新しい機能を提供するSaaS型サービスも後を絶たないのでお客様にとっては目移りをしてしまうことも多いのですが、一方で、世界中の大企業で使われる実績ある機能をサービスという形で必要な分だけ、すぐ使うという選択もあります。お客様がそのソフトウエア機能に求める価値、位置つけを明らかにして賢い選択をするように我々も的確にお客様を導いていかなければならないと考えています。



